SHARPから発売されていた小型Ubuntu Linuxパソコン「NetWalker」の紹介

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今ではすっかり台湾企業の傘下となってしまった日本の家電メーカーのSHARPがLinux搭載の小型パソコンを販売していたのはご存知だろうか?その名も「NetWalker」。今は亡きNetWalkerがどんな端末なのか簡単にご紹介しよう。

このNetWalkerはLinuxディストリビューションのUbuntuを独自にカスタマイズしたOSを搭載した立派なパソコンなのだが、SHARPは携帯でもパソコンでもないというスタンスで売り出していた小型端末である。

ごく一部のガジェット好きには食いつく者もいたが、低スペックな事に加え、出来ることが利用できるのはLinuxのアプリのみなので、かなり使う人を選ぶ尖りすぎた端末だった。その上、買った状態では当時の動画再生には必須だったFLASHも対応していなかったため、専用サイトから別途ダウンロードとインストールする必要があった。

その上、小型すぎる故に使い勝手はかなり悪く、この頃、台頭してきたウルトラブック(高性能のモバイルノートパソコン)やスマートフォンに完全に食われてしまい、存在価値はほぼ皆無といっていい状態となった。

SHARPはこのNetwalkerを1年で10万台、2年で50万台の目標を掲げていたようだが、当然、その目標は達成されることなく、台湾の鴻海による買収ルートを一歩前進させる結果となった。

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